ぐりこのおまけ

気の赴くままに

stay weird stay different

アラン チューリングの伝記映画

ようやく観たので

幼い頃から異質な存在であった彼は、人とのコミュニケーションが酷く下手で、
その天才と呼ばれる頭の良さ故か、人との関わりを煩わしいものと認識
映画では、感情よりも正しいことを追究する自身をコンピューターなのかそれとも人間なのかと語り苦悩する


時代が彼の存在を呼んでいたともいえるのは
戦後も50年も経た後
当時のイギリスでは犯罪であった同性愛者であった為だけに、彼の業績は正しい姿で評価されずにいた
驚愕である
それは今の時代に生まれた自分だから思うこと


その時代に合わない規格で苦しむのも
唯一の亡くなってしまった友人の名を、あのエニグマ暗号機を解読したチューリングマシーンに名付ける孤独さも
ただただ悲しかった


映画ではやはりエンタメ要素が強くなってしまうので、彼について詳しく知りたい時はこちらを

エニグマ アラン・チューリング伝 上

エニグマ アラン・チューリング伝 上

エニグマ アラン・チューリング伝 下

エニグマ アラン・チューリング伝 下


脳の構造が人と違うだけで
人からは異端とされ、排除される
そういうのは今の時代にも起こってる
日本の社会でも、いじめが絶えない
なぜ
いつも思う、こういう映画やニュースを見る度に


第87回アカデミー賞主演男優賞を授賞したベネティクト カンバーバッチが授賞のスピーチでこう述べた

「stay weird, stay different」

私たちはみんな天才ではないけど
それぞれに可能性を秘めている


映画で度々チューリングを勇気づけたフレーズを最後にご紹介

sometimes it's the people no one imagines anything of who do the things that no one can imagine

「時に、誰も想像もしえない人物が、誰も想像できない偉業を成し遂げる」


この言葉をだいじに
生きていきたいって心から思う
まじめだ

ぐりこ