ぐりこのおまけ

気の赴くままに

ケーキを選ぶ

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灼熱地獄と化した日中に
出歩くとか最早自殺行為だ


しかしたまには用事があり、
出歩かねばならない
渋々家を出て一時間
生存の危機を感じたので、
すぐにカフェに逃げ込み
ごくごくとアイスティを飲み、ケーキたべる

瀕死寸前だったので
入った先が混んでたと
席に座ってから気付いて
混んでいるところは悉く避けるものなのだが
今日は瀕死寸前だったから
まぁ仕方ないと自分をひとしきり納得させる
(言い聞かせている)

本を読もうと思っても
人の気配が多過ぎて
目の前の可愛い女の子に釘付けになったり
こんなにいっぱいの人の
休日風景に、珍しい生き物をみた様子で
じっと観察まんになった


人の持ち物の
あなたがそれを選んだ理由はなに?
その靴を選んだあなたはどんな人?
こんな飲み物を頼むんですねー


選ぶという行為はつかれますね
たくさんの選択ができないわたしは
色んな選択の結果に出来上がっただろう
目の前の風景に
不思議な邂逅をみる

あーおいしかった



12 years a slave

それでも夜は明ける [Blu-ray]

それでも夜は明ける [Blu-ray]



エンタメではない
心に刺さる映画


負の歴史は
世界中にあるけど
苛酷すぎる負の歴史
ホロコースト 黒人差別 原爆
そのひとつの表現


知っていますか
今やアメリカ初の黒人大統領を生んだ
その土地で
熾烈な差別と迫害があったこと
その土地で
オバマ大統領が立つ意味


hiphop、rapのルーツ
その叫びと言葉に揺さぶられるのは
こめられた想いの深さ
刻まれた魂の声

こんな苦しみに溢れた音楽は
聞いたことない

Roll Jordan Roll (feat. Chiwetel Ejiofor)

Roll Jordan Roll (feat. Chiwetel Ejiofor)

  • Topsy Chapman
  • サウンドトラック
  • ¥200


その事実を知ることの意味

睡眠欲


まいにち
ねむくてねむくて
夕方には目がチカチカして
お店の蛍光灯はまぶしすぎるし
考えごとするもすぐに吸い込まれるように
眠気に襲われるさまが
暴挙にも思えるほどに
遠慮がない
すごいね睡眠欲


3週間ばかり
熱がでては引っ込んでの生活も
落ち着いてきてからの睡眠欲
体の欲求、はんぱないです


今まで体の声を
まるで無視して
大熱出して寝込むスパイラルだったことを思えば
休ませろ
って言われてる気がするので
まあいっか
とは思います


とっても前向きに
いつしんでもいいように
準備だけはしておこうとおもって
やることメモを作ろう
とかおもってて
それを身近な人に言うと
無駄に心配されちゃうので、こっそり


すごく不思議なのは
みんな驚くほどしぬのを恐れていて
そういう話しすると
縁起でもないって怒られるけど
生まれるのもしぬのも同列なんだし
きっと決まってることなんだから
受け入れちゃってもいいんじゃん
ておもってます
永遠にいきたいなんて思わないし
有限なのに最初っから
だからずっと不思議でした
変わることを恐れてる人たちが


えがおでしぬのが目標とかすれば
きっといい人生になるとおもえるので
そういうのどうですか、にっこり

franny and zooey

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ちょいと駅中の本屋で
文庫を買おうとおもったのだが

ラインナップのしょぼさに
自分の本棚の方が
充実してることに気付く
そんなわけで、古典祭している


去年仕事を辞めた時に
本も読めなくなって
それを機にそのほとんどを処分し
どうしても処分できずに
手もとに残した古典
その中の1冊


文庫の初版で
初めて開いたら
訳者の春樹さんの小冊子が
挟まっておりました

2年の月日を経て
初版で買っておいてよかったなぁ
としみじみ
買った時には、こんな風に本を開く瞬間を
誰が想像したでしょうか

しみじみ


wuthering heights

嵐が丘 (新潮文庫)

嵐が丘 (新潮文庫)



久しぶりに古典を再読

過去に1度読んだのだが
記憶がうすらぼんやりしてて
まるで初見の本を読了した気分
得したきぶん


面白かった
ひとこと。

ぶっちゃけると
あくの強い性格のヒースクリフとキャサリンが
個性大爆発でしんでいく
というストーリー

正直、この2人の性格の悪さといい
口の悪さといい天下一品なのだが
ある意味で言いたい放題ぶつけ合い放題
それでもお互いに欲してるのはお互いだと
魂から理解していて
バチンバチンぶつかっていくのは
なんとも面白く


それでいて語り手の名手の
ストーリー展開が絶妙であった
嵐が丘の風景がまざまざと浮かぶし
冬の寒さも
風の強さも
心の荒くれようも
すぐそこにあった読書体験であった


エミリー・ブロンテは不思議な世界を描写した
あっちとこっちを
繋ぐ場所が嵐が丘
薄気味悪くも、これが書かれた頃は
時代的にもタブー視されたのではないかなぁ
彼女唯一の作品だし
とかいろいろ思って
大いに楽しみました


ほくろ


ここ一年以上にわたり
唇の上に鎮座していた
ほくろさん

最初はニキビだとおもって
成長するのを待っていたのだが
ちっとも成長の兆しなく
唇の上にぽつんと黒い点が
邪魔にならない存在感で
居続けておりました

ほくろができるのだなぁ
大人になっても
という体で、ほうっておくこと一年超

今月に入り
すごく邪魔な存在感で
あれ?
と痛みもなく成長を確認

すごく邪魔になった今日
ぽろり
お風呂上がりにとれたんですよ
わぁ、びっくり


すごく丸くて
コロコロした黒いのが取れて
やっぱりにきびさんだったのかと
じい、と見つめてしまう


一年以上かかって
汚れを排出した我が毛穴さん
治癒力が出てきたということか
人体の摩訶不思議現象に
対面した瞬間でございました